2018年5月6日日曜日

国宝を無料で拝観 ~ 京都・西本願寺 ~

世界遺産、京都。

このゴールデンウィークはとんでもない人だかりになっていたことでしょう。
外国人観光客も増加しています。

この京都エリアの観光は、本腰を入れて回ろうとすると、結構な勢いで費用が増えます。京都は「古都」とも呼ばれるとおり、寺社などの史跡がメインの観光地ですが、そのほとんどで拝観料がかかるからです。

維持費、警備費、職員の方への人件費などを考えると当然だと思いますが、最近は、世界遺産になったこともあって観光客が増加し、維持費も一層かかることから、拝観料の値上げに踏み切る寺社が増えています。

そんな中、拝観料を設けておらず、無料で国宝を拝することができる貴重な場所が、JR京都駅から徒歩圏内にあります。西本願寺です。

西本願寺の境内(公式HPより)。
国宝建造物が2棟並び、渡り廊下でつながっています。















阿弥陀堂(本堂)、御影堂という、国宝に指定された建造物が並んでおり、渡り廊下でつながっています。さらに、飛雲閣(2018年5月現在修復工事中)、唐門という国宝も拝観することができます。

阿弥陀堂、御影堂ともに、無料で建物の中に入ることもできます。浄土真宗本願寺派の総本山とのことで、多くの人が中で参拝をしています。私が訪れたのが早い時間帯だったからかもしれませんが、観光客でごったがえすようなこともなく、荘厳ですがすがしい空気を感じることができました。

什器のない時代によくこんな大きな建物が建てられたなぁと感動します。阿弥陀堂は1760年築造、御影堂は1636年築造で、焼失等はないそうです。いくらかは修復が行われていると思いますが、当時の姿のままといえるのではないでしょうか。

国宝・唐門。精巧な装飾に目を奪われました。

こんな史跡を無料で拝することができるとは、ありがたいの一言です(お賽銭は、わずかながら納めさせていただきました)。

コチラの記事のとおり、宮内庁に申請した上で無料で観光できる日本庭園もあります。これらも組み合わせながら、ちょっと経済的な京都観光をするのもいいのではないでしょうか。

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